興福寺創建1300年記念 阿修羅展へ。 キュウコク(九州国立博物館)は、いままでの博物館とちと趣きがちがう。 大衆をターゲットに、わかりやすく、親しみやすい・・・ モクロミみごとに的中。 ウイークディでも、わんさかわんさか行列ができ じっくり味わいたいツウの輩からすれば、 ため息もでることだろう。 もちろん このワタクシ目仏像に精通しているワケではございません。 ただ、 千年以上も前の仏師によるワザ これは見逃すワケには参りません・・・。 一応ものづくりのハシクレでございましてへへ(^-^;)ドウモ・・・。 とくにこの阿修羅さまの前評判はなかなかなもので 前から横から後ろからをトクト拝見させていただけるとあって そりゃぁ~行列のロープが曲がり巡り延々と。 やっとお逢いできました。 とくにこの仏像に惹かれるのは 仏像というより人間に近いお顔。しかも少年の身体という。 正面のお顔は、なにやら一点を見つめ 深い意思を感じる目が印象的。 さらによく観察してみると左右の目がわすかに違う。 左目の目じりが右目よりわずかに吊りあがっている 左右対称ではない。 これには何かワケがあるにちがいない。 向かって右。 対面者と視線を合わさない目は 己の内面を見つめているよう。私は正面より 年上に見えた。 向かって左。くちびるを噛み なにか理不尽なものへの怒りか 強い意志を感じる。 この仏像、意外に彫刻ではなく 今でも人形創作に用いられる張子に似た 漆をへらで盛り上げる技法(脱活乾漆造)なので、 木彫とはまた違った柔らかな質感が味わえる。 この技法奈良時代に流行ったらしい うへぇ~@@ なにしろ国宝がひとつでもやってくると 野次馬根性まるだしで、行列に並んでしまう(恥) 今回、桁外れの国宝の数。ムクムクと胸は膨らむ 笑 毎度のことなので、今回ばかりは、学習力を発揮して(並ぶことへの) イチバン少なめ時間帯、(お昼を済ませてゆっくりした3時ごろ)、曜日、 それでも多かったが、比較的じっくり観れたと思う。マンゾク( ̄  ̄)(_ _)フー 友人など、イチバンヒールの高い靴を履いても観れなかったらしいから・・・。 その後はお定まりのコース。♪(^ё`)♪ (旧)明治維新の宿であった茶房「松屋」でお茶。 篤姫に出た月照さんや西郷さんの直筆を 眺めつつどんぶり(笑)のような夏茶碗に梅枝もち(美味しいヨ) お茶はたっぷり2杯ぶんぐらいはアル! 雨にもあわず帰路へ。
by hiriko212
| 2009-07-31 12:09
| ミュージアム・展覧会
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