大雨のあとの、われらが筑紫次郎(筑後川) 上流で災害があると、 濁流が、根っこのついた木々やガレキを伴って逆巻き 見るものを圧倒的なちからで脅かす。 1953年の災害後、河川整備で水害はなくなったけれど 橋を渡ると、その時を思い出す。 筑後川が氾濫したとき・・・。風化してしまいそうなふる~~いハナシ。 流されてきたものは、 ブタ にわとり うし 家 橋 屋根に乗った人(悲惨) でも護岸の大木につかまり命拾いした人がたくさんいたらしい。 今もその大木は神木として祀られている。(上流大分県日田市在) 世間の非常時に まだ小さかったワタシはといえば(幼稚園児) 今だから白状するけれど・・・非日常にたまらなくはしゃいでいた・・・・。 ヒタヒタと浸水してきた玄関で、キャッキャッとはしゃぎながら 一升ビンのふたで水を払った。 なぜか一升瓶の王冠なの。 (要領のワルイやつ!) そのフタの小さくてギザギザした淵がいまだに鮮明に記憶に残っている。 その時家族がバケツで汲み出していたかは定かでない。 記憶力に人一倍乏しいうえに 戦時中のことや(言っておきますがぁワタシは戦後生まれ)辛いことなど あまり気に留めない家族だったのでその後話題にも上らない。 むろん家族はそのあと私を連れて、非難したのだろう。 世の中の古い写真は、すべてトトロハゲ(ところどころ剥がれている)と 思い込んでいた。 それが水害にあった写真の成れの果てと判るのは、ずっと後。 脳天気でぼんやりもんのワタシの片鱗がそこに・・・。 梅雨の終盤には災害がつきものだけど、 上流がどうぞ無事でありますように。 いやいやどこもかしこもご無事で・・・。 今もラジオから、警報が流れています。 上の写真↑と同じ場所から眺めた穏やかな顔の筑後川落日。
by hiriko212
| 2007-07-06 12:32
| 庭・ガーデニング
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